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教員新刊紹介

『消費文化理論から見るブランドと社会』

経済学部の 吉村 純一 教授の編著が出版されました。

タイトル:『消費文化理論から見るブランドと社会』
中央経済社 ¥2,500(税別)

私たちは高度に発達した情報社会の果実を利用できる日常生活を送っています。しかし他方で,格差社会の進行が誰の目にも明らかであるように,人々の暮らしは断片化し,多様化の度合いを増しています。

消費文化理論は,現代社会に特有の消費のあり方を解明するための研究の枠組みです。消費とマーケティングの間のコミュニケーションを含む相互関係を視野に入れながら,断片化し多様化する消費者の実像に迫り,その時代に特有の消費パターンを明らかにします。急速に変化する時代のマーケティングを理解するためには,消費文化を総合的に解明することが必要になります。この困難な目標に向かって探究を続けているのが消費文化理論です。

本書では,カルチュラル・ブランディングという手法を用いて,社会潮流に合わせて転換するブランド戦略の分析も多角的に展開しています。ブランドと消費文化の相互関係に光を当てることで,現代社会のリアリティに迫ります。

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