
味の素株式会社 宗方 涼
味の素株式会社 大阪本社 中四国支店 B2BフードソリューションG出身高校の鶴嶺高校は国際交流が盛んで、ドイツやニュージーランドに姉妹校があり、教室には常に留学生がいる環境でした。そのような高校生活を通じて英語や留学に興味を持ち、国際系の学部があり留学もできる大学に進学したいと考えるようになりました。
駒澤大学のグローバル・メディア・スタディーズ学部(以下GMS学部)を選んだ理由は、2年次からメディア学や経営学をはじめとする8つの領域を自由に選択できる点に魅力を感じたからです。受験当時は、「英語を使って何がしたいのか」がはっきりとは定まっていませんでしたが、多様な学びの選択肢があるこの学部なら、自分に合った道を見つけられると考えました。
大学では、2年次から当時学長の各務洋子先生のゼミに所属しました。ゼミでは、自分のキャリアを考えるうえでの軸を学び、それが就職活動にも大きく影響を与えました。
就職活動の際、私には2つの軸がありました。ひとつは「ものづくりをしている会社」であること。幼い頃から職人に憧れていたことが、この軸の原点になっています。もうひとつは「オリジナリティを極めている会社」であること。ナンバーワンを目指す以上に、唯一無二の価値を持つ企業で働きたいと考えました。
GMS学部には「Be different,Be global」というスローガンがあります。各務先生のもとで学ぶ中で、「自分にしかないもの」が強みとなり、それは言語や文化を超えて世界に貢献できることを実感しました。だからこそ、オリジナリティを大切にし、独自の価値を持つ企業に惹かれたのだと思います。
私は現在、営業担当として、病院、ホテル、居酒屋、レストランなどの飲食店向けに、大容量の業務用商品を提案しています。具体的には、商品の物流を担う食品卸業者に対し、商品の紹介や提案を行うのが主な業務です。
説得力のある提案を行うには、確かな商品知識が不可欠です。そのため、社内で定期的に開かれる勉強会に積極的に参加しています。「うま味、甘味、酸味、塩味、苦みとは何か」「味の素Rとハイミーのうま味の違い。相性の良い食品は何か」「この商品はどのような品質を求める人に適しているか」といったテーマについて、グループで試食をしながら意見を交換します。さらに、研究所の方から直接話を伺う機会もあり、商品の独自性を深く理解するうえで貴重な学びの場になっています。
営業の仕事を続けていると、普段何気なく口にしている食品の味にも意識が向くようになりました。「この味はどのように作られているのか」と考える機会が増え、食が人々の生活と密接に関わっていることを改めて実感しています。自社の商品を通じて、多くの人の食体験を支えていると思うと、この仕事に大きなやりがいを感じます。

勉強会の様子
仕事をする上で、使命感と責任感は欠かせません。営業の仕事には、商品知識だけでなくプレゼンスキルも必須です。時には上司から指導を受けることもあります。そうした支えや期待に応えたいという思いや、新しい仕事を任されることへの喜びが、私の大きなモチベーション になっています。
大学生のうちは、時間がたくさんあるからこそ、優先順位をつけて行動することが大切です。この習慣は、就職してからも「やるべきこと」と「できること」を整理し、効率的に動くために役立ちます。
また、大学生活の中で自分の「好き」を見つけ、それに時間を使うことも大切です。自分が何に興味を持ち、何に情熱を注げるのかを知ることで、就職活動でも迷いが少なくなります。さらに、「好き」を起点に、やりたいことを広げることもできます。そして、その「好き」の一つが味の素社で実現できることと重なり、一緒に働く後輩ができたら嬉しいです。