
日本赤十字社 髙杉勇太
大学では経済学を専攻し、3年次には番場博之教授のゼミで、外国人富裕層を対象とした日本におけるメディカルツーリズムの普及に関する論文を作成しました。メディカルツーリズムとは、医療や健康サービスを受けることを目的に海外へ渡航することです。医療技術の発展や、グローバル化の進展により、世界的に注目が集まっています。論文執筆にあたっては、データだけではなくグループメンバーの旅行体験談なども参考にしながら、メディカルツーリズムの参考プラン等を考えたことが、個人的に面白い経験でした。
長期休みには海外ボランティア活動に何度か参加しました。中でも、フィリピンのセブ島での活動が印象に残っています。ストリートチルドレンへの食糧支援活動を行った際に、路上で生活する子供たちの姿を目の当たりにし、過酷な生活状況に衝撃を受けました。しかし、その中でも彼らなりの幸せを自ら見出し、感じていることを知り、「幸せ」の価値観を学び、また自分自身もその姿に元気をもらいました。
こうした活動を続けていくうちに、困難な状況にある人々に寄り添えるような仕事を志すようになりました。
海外ボランティア活動を通じて、漠然と、人のためになるような仕事をしたいと考えていましたが、就活をしていく中で日本赤十字社の持つ「使命」を知り、興味を持ちました。社会貢献を行う企業も多くありますが、最終的には企業利益を優先することになるのではと感じ、一方で赤十字であれば、掲げる理念や「使命」と自分の想いが合致しているため、どこの部署にいても組織の利益に捉われず、その理念を基に自分の想いをストレートに社会に還元できるのではないかと考えました。
最後は、採用イベントなどで出会う職員の温かい雰囲気が自分に合っていると感じたことが決め手になりました。

就職活動でやって良かったと思うことは、大学のキャリアセンターで紹介していただいたOB・OG職員への訪問でした。会社説明会では理解しきれなかった部分などを実際に働く職員から具体的に教えてもらい、解像度を上げました。日本赤十字社は事業の幅も広いため、自分のイメージと実際の業務内容にミスマッチがないかを確認し、面接ではインプットした情報に加えて自分の想いを伝えることができました。
現在は、財政部契約課という部署で用度・調達関係の仕事をしています。社内の各部署が事業を推進していくうえで必要になる資機材の調達や業務委託などの契約全般を担当しているため、さまざまな事業にさまざまな角度で関わることができ、自分自身の視野を広げていきながら事業の根幹を支える仕事に携われていることに、非常にやりがいを感じています。
学生の時間は長いようで短かった印象があります。興味関心を抱いたことに、迷わず行動したことはとても大切だと感じましたし、その行動したこと一つひとつが自身の学生生活を形成していると思っています。ぜひ、興味を持ったことがあれば、みなさんも迷わず挑戦してみてください!