駒澤大学が”もっと”好きになるWebメディア

活躍する卒業生

中学校で教えるということー私のリアルー-世田谷区立駒留中学校 久保 華生梨 さん 2010年度文学部歴史学科卒-

  • 外国史
  • 卒業生
  • 教育
  • インタビュー

世田谷区立駒留中学校 久保 華生梨

世田谷区立駒留中学校 研究主任
久保 華生梨(くぼ かおり)さん
文学部 歴史学科 外国史専攻 2010年度卒業
出身高校:福島県立郡山東高等学校
久保さんは、現在、世田谷区の公立の中学校で「研究主任」として活躍している。具体的な仕事内容は、学校の授業の改善や、生徒の進路相談。

駒大と今のつながり

小学生のころから「教員になりたい」という強い思いがありました。それは、小学校時代に先生方に優しくしていただいたことが強く心に刻まれているからです。他の職業を考えたことは一度もありません。
大学進学の際に駒澤大学を選んだ理由は、私の勉強したい内容に合致する学部があったからです。私は元々世界史に興味があり、文学部歴史学科外国史学専攻を志望しました。また、1年生から教職課程を履修し、教職のゼミやバレーボールのサークルに参加していたので、毎日朝から暗くなるまで大学で過ごしていた記憶があります。
大学生活では、もちろん勉強もしましたが、たくさん遊びました。バレーボールのサークルで出会ったメンバーや、教職課程の授業の仲間など、多くの出会いに恵まれました。そこで培われたコミュニケーション能力は、今の仕事に活きています。他にも、大学で主催されているイベントに参加し、勉強以外の活動も積極的に行いました。子供を相手に教えるという現場では、マニュアルにない例外的な状況に遭遇することもたくさんあります。そんな時には、学問で身につけた知識だけではなく、実際の活動で得た経験の方が大切だと感じることもあります。

教員という仕事

中学生というと思春期ですが、子供たちはかわいいです。時には八つ当たりしてくることもありますが、話せば分かりあえる時もあり、一緒に生活していると毎日の些細な瞬間にも面白さを感じます。決して楽な仕事ではないですが、この面白さを感じることがやりがいにつながっています。
今の教育の現場では即戦力が求められるので、教員を志望される方は、早くから現場を知っていると力になります。私の場合、学生時代にフリースクールで教えた経験や、小学校の学生サポートとして働いた経験が、現場へのイメージを持つことにつながりました。

変わる社会と教育の世界

私が中学生だったころと大きく異なると感じるのは、知識をたくさん持つことよりも、探求や話し合いなどの表現活動を展開する授業が増えていることです。授業で一番大切にしていることは、「自分で考えて生みだせる人になれるように、主体的に学べる授業にする」ことです。自分が学んできたことと、子供たちに教えなくてはいけないことが異なるため、毎日の授業を組み立てるのは一苦労です。社会科の授業なので、覚えてほしい言葉や説明しなくてはいけないことがたくさんありますが、授業時間すべて説明で終わるわけにはいきません。時間配分や、どう問いかけたら深く考えてくれるかを意識しながら授業を組み立てています。
近年では、教職員の「働き方改革」が社会問題になっています。私も現在、5歳の娘がおり、他の先生方の理解と配慮を受けながら働いています。朝の出勤時間は7時ごろ、あるいはもっと早くにいらっしゃる先生も多いですが、私は子供の見送りなどがあるため8時ごろです。各自治体や学校によって多少違いはありますが、教員も早めに退勤するなど「改革」を実践しており、働きやすい環境が整ってきています。

大学生になるみなさんへ

人生には受験や就職などの大きな節目が幾つかあります。その瞬間に頑張ることも大切ですが、そこに至るまでの過程、日常の積み重ねを大切にしてほしいです。

  • 本インタビューは『コマザワカラー 先輩から学ぶ私たちの未来』(2025年4月発行)に掲載しています。この冊子は、各学部の1年生から4年生、75名の有志により、取材・運営合わせて13チームで、取材準備から、執筆、デザインまで行いました。掲載内容は発行当時のものです。
いいね
0
爆笑
0
役立つ
0
びっくり
0
  • LINEで送る
  • Xでシェア
  • Instagramでシェア
リンクをコピーしました!