
駒澤大学の全学生が、その年度の全開講授業の中から一票を投じる「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」。2016(平成28)年度に開始したこの制度では、学生FDスタッフが主体となって、学生目線で「授業内容が工夫された授業」を選び、年々盛り上がりを見せています。
本制度が創設されて10年目となる2025(令和7)年度の「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」の授賞式が、2026年2月に開催されました。
数多くの授業が実施されている駒澤大学。学生が理解しやすい講義になるようにと、日々工夫されています。そんな中、「学生が求める教育手法を教員の間で共有し、大学教育の質向上につなげたい」との思いから創設されたのが「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」です。

学生FDスタッフとは、「学生目線の教育改善」を目指して、学部学科や学年を越えて集まっている学生ボランティアスタッフです。FDとは、Faculty Development(ファカルティ・ディベロップメント)のことで、学生と教職員が協力しながら、大学の授業改革のための組織的な取り組みを指しています。
「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」はFDの考えのもとで実施されています。イベント自体の運営はもとより、企画や広報活動にも力を入れ、投票のしやすさやアンケート設問の一つひとつまで精査して、より多くの声を収集できるように努めています。その結果、2025(令和7)年度は、投票総数1,513票、有効票数1,513票という、多くの票と、精度の高い回答を得られています。
また、例年、受賞した先生方が講師となって教職員向けに「教え方」を共有する研修会が開かれています。「ベスト・ティーチング賞」は一時的な人気投票で終わるのではなく、受賞した授業が持つノウハウや知見が大学内に横断的に広がる取り組みとして設計されています。


専門教育科目で3科目、全学共通科目で4科目が「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」を受賞しました。
<ベスト・ティーチング賞:専門教育科目>
「政治コミュニケーション論入門」(法学部 教授 逢坂 巌 先生)
「現代政治理論入門」(法学部 非常勤講師 内田 智 先生)
「地方自治法」(法学部 教授 折橋 洋介 先生)
<ベスト・ティーチング賞:全学共通科目>
「プログラミング入門」(総合教育研究部 准教授 仲田 資季 先生)
「仏教と人間」(仏教学部 講師 横山 龍顯 先生)
「子どもと文化入門(1)」(総合教育研究部 教授 内藤 寿子 先生)
「中国語Ⅰ Aa」(総合教育研究部 非常勤講師 白 蓮杰 先生)
※2025(令和7)年度受賞時の職位にて記載しています。

受賞した科目紹介と、学生FDスタッフによる受賞教員のインタビュー、投票した学生からの声は、電子パンフレットにまとめられています。
ちなみに、「学生が選ぶベスト・ティーチング賞(BTA)」には「殿堂入り」というシステムがあります。これは、過去3回以上「ベスト・ティーチング賞」を受賞した科目の担当教員を表彰するものです。

2020(令和2)年度に「ベスト・ティーチング賞」を初受賞し、2024(令和6)年度に殿堂入りされた、法学部法律学科の髙田実宗先生。髙田先生への特別インタビューでは、授業への思いや具体的な工夫についてお聞きしています。

「行政法」とはどんな授業なのか?
学生からの圧倒的な人気と支持の秘密は?
髙田先生の「愛」あふれるインタビューをぜひご覧ください。